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2023年7月|【公式】薬院六つ角矯正歯科|福岡市中央区の薬院大通駅近くの矯正歯科

  • 2023.07.24
  • お悩み相談

小学生高学年、中学生、高校生の矯正治療時期について

こんにちは😊

薬院六つ角矯正歯科です。

とても暑い日が続きますね。

小学生高学年のお子様がいらっしゃるお母様からご質問がありました。

質問としては、

ワイヤーやマウスピース矯正を行いたいのですが、いつ頃治療開始できるのでしょうか」とご相談でした。

この答えに関しては、個人差があるので、実際にご相談してみないと明確にはお答えできないのですが、当院が考えている

治療開始時期の方針についてお話してみたいと思います。

 

矯正治療時期の目的の違い

矯正治療には、1期治療(小児矯正治療)、2期治療(本格矯正治療)があります。

1期治療は、歯列の拡大や顎の成長の誘導を行うことで、歯の生えてくる場所や顎のズレを可能な範囲で治すことで、2期治療を行いやすくするのが目的です。歯並びの土台を作るイメージです。時期としては、小学2~3年生に行うことが多いです。

1期に治療に使う拡大装置

2期治療は、上下の前歯の位置(出っ歯や受け口)、歯並びのガタガタ具合(叢生)や口唇の位置(口ゴボなど)を考慮して、個々の歯に矯正装置を装着して、歯を細かく動かして、しっかりとした咬み合わせを作ることが目的です。歯並びの仕上げを行うイメージです。

 2期治療に使う装置、ワイヤー矯正

この2期治療の時期は、個人差が大きいです。小学高学年で治療できることもあれば、高校生から治療したほうが良い方もいらっしゃいます。

なぜ、治療開始時期が違うのか?

治療開始を決める上で、私が大事にしているのは治しやすい時期を選択すること治療期間をなるべく長くしないようにするです。

よって、この2つを考慮するための治療時期を決めるファクターとして主に5つに分けられます。

 

1.顎骨の成長があるか

→2期治療のタイミングとして、顎骨、特に下顎骨の成長がピークを過ぎているかが重要です。矯正治療は、上顎骨と下顎骨の位置に合わせて咬み合わせを作っていきますが、急に下顎骨が成長して、前に出てくると治療がとても難しくなり、治療計画の大幅な変更や当初の治療期間より長くなったりします。よって、なるべく下顎骨の成長が落ち着いてから、治療を開始していきます。下顎骨の成長のピークは、身長の成長のピークを少し過ぎてから起きることが多いです。大体成長のピークがすぎるのは、女の子は小学生6年頃、男の子は中学3年生後半ぐらいが多いです。ただ、成長の時期は個人差が多いので、早く治療開始する方もいらっしゃいます。

2.歯並びの違いがあるか

→歯並びによって治療開始時期が変わります。

歯並びで治療開始する時期が遅くなりやすいのは受け口(下顎前突)の患者様1期治療で受け口を治し経過観察中の患者様です。

例えば、小学6年生のときに受け口を治すために、2期治療を開始した患者様がいました。中学生1年頃に順調に受け口は改善してきたが、中学2年生時に急激に下顎が成長して、咬み合わせがずれ、受け口が再発し、お顔立ちも下顎が出てきたりすることがあります。このズレを治すのは矯正単独で治すのは困難になることが多く、もしかしたら外科的矯正治療(顎を手術して治す矯正)じゃない治せないというトラブルが起きる可能性があります。その場合、時間も費用も追加でかかります。

よって、当院では、受け口の歯並びの患者様が2期治療を行う場合は、下顎骨の成長が完全に落ち着いてから(当院では男女ともになるべく高校1年生以降)診断を行うようにしています。

一方、早く治療を行う歯並びの患者様もいらっしゃいます。

顎骨の成長のピークを利用して治す歯並びの患者様すぐにでも矯正がしたい患者様で、成長しても治療計画の修正が可能であると診断した場合は、成長のピークを待たずに2期治療を行うことがあります。

3.子どもの歯が生え変わって大人の歯に生え変わっているか

→2期治療の開始時期のタイミングとしては、少なくとも子どもの歯が脱落して、大人の歯にすべて生え変わっていることとできれば第二大臼歯(7番目の歯:12歳臼歯)が生えてくるタイミングに矯正を開始するのが望ましいです。

大人の歯が生え変わりの途中で矯正治療を開始すると、生えてる部位の歯を並び終えても、生えてない歯があると生え変わるの待つ必要性があり、治療期間が長くなりやすいです。

4.本人が治療に積極的で協力的か

→矯正治療で大事なのは、患者様本人の協力です。協力とは、歯磨きを行うことと取り外し式の装置を毎日使うこと、管理すること、定期的に来院することです。本人が消極的だと、上手く治らなかったり、治療期間が長くなりやすいです。

5.定期的に来院できるか

治療期間を長くしないために定期的にご来院していただくことが必要です。勉強や部活や習い事など、とても忙しい時期だと思いますが、来院時間を確保してから治療を開始したほうが早く終わります。

まとめ

治療開始時期の方針をまとめましたが、上記のファクターは個人差が大きいので、実際に相談に来てみないと分からないです😅

歯並びが気になる小学生高学年〜中学生〜高校生の方は、一度矯正相談に行って治療開始できるか判断していただいたほうが良いです😊

 

住所:福岡県福岡市中央区警固1−1−23上人橋通りKIKUEビル2F

医院名:薬院六つ角矯正歯科

電話番号:092-717-5617

  • 2023.07.14
  • 矯正症例

八重歯を抜歯矯正で改善した症例:表側ワイヤー

こんにちは!

福岡市中央区にある薬院六つ角矯正歯科です😊

今日は久しぶりに表側ワイヤーの矯正症例についてご紹介します。

キーワード:ワイヤー矯正、上顎小臼歯片側抜歯、全顎矯正、叢生、八重歯、歯が外側に出ている、福岡市、薬院、矯正歯科

 

主訴は、八重歯を治したいです。

お口の中を診ると、重度の叢生(歯並びがガタガタ、上顎右側3番目の歯が外側に出ている、上顎右側2番めの歯が内側に位置している)などが認められました。

検査、診断の結果、全体的なかみ合わせの改善が必要で、便宜抜歯による全顎矯正治療を行うこととしました。

便宜抜歯部位は、上顎両側4番を抜歯することとしました。

 

治療前後の写真です↓↓

今回の症例は、八重歯(3番目の歯)を抜歯部位にスムーズに移動させることができましたので、動的治療期間は、2年でした。

性別 :女性

診断名:叢生

治療期間:2年

使用した装置:表側ワイヤー矯正

抜歯部位:上顎両側4番

精密検査、診断、治療費用総額(保定装置代含む、消費税込み):923,000円

治療のリスク:歯肉の退縮、歯根吸収、歯髄充血

※実際の治療と費用は個人差がありますので、あくまで参考とお考えください

以上となります。

歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください☺️

 

住所:福岡県福岡市中央区警固1−1−23上人橋通りKIKUEビル2F

医院名:薬院六つ角矯正歯科

電話番号:092-717-5617

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